本日は気になるニュースをお伝えします。
それはこちら。
皆さん既にご存じかと思いますが、海水浴中の家族のお子さん2名とお父さん、助けに入った男性の、計4名が沖に流された事故ですね。
内2名の死亡が確認され、2名は未だに行方が分かってないそうです。
楽しいはずの海水浴が一転、大変お気の毒な事故となりました。
しかし毎年毎年水難事故多いですね💦
皆さんも実際に離岸流に流された経験はあまりないと思いますので、私の体験談をお話したいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
※第二話の方が断然危険でしたので、よかったらご覧下さい。無駄にはならないと思います。
ちなみにサーファーの間では、離岸流などの強い流れのことを総称して『カレント』といいますので、以後カレントと言わせて頂きます。
離岸流は『岸から離れる流れ』と書きますが、命に係わる流れは、岸から離れる流れだけでないことも覚えておいて下さいね。
では本題ですが
私は不本意にカレントに流された経験が3回ほどあります。
(サーファーはカレントを利用して沖に出ることもあるので、不本意にと表現させて頂きます)
先ほど言った通り、一概にカレントといっても、沖に流されるだけではありません。
まずは代表的な、沖に流されるカレント
もうひとつは、横に流されるカレント
最後に、岸に流されるカレント
これで全てではありませんが、上記については3つとも体験してますので、順番に体験談を話します。
長くなるのでシリーズとして、数回に分けますね(笑)
まずはオーソドックスなこちら。
沖に流されるカレントの体験談です。
この時は大洗近郊のポイントですね。
私とやや初心者の方の二人でサーフィンに来てました。
その日の海は多少波が大きく、いつもより沖で波が割れてましたので、割れているポイントまで、パドリングで (手で漕いで) 向かいました。
いつもサーフィンをしているときは、建物や木、横のテトラポットなどを目安に、自分が流されてないかを常時確認しているんですね。
下手な手書きですみませんが、ピンクの矢印のように確認してます(笑)
しかし、いつもより沖でサーフィンをしていると、目安とする物が遠くなり、その縦横の感覚がマヒしてくるんですよね。
そして気付いたときには
『あれっ?もしかして岸から遠ざかってる?』となる訳です。
つまり、気付いた時には既にカレントハマってるという事ですね。
周りには数名のサーファーがいましたが、見事全員一緒にハマってます(笑)
お互い同じ距離を保って流されてるから、皆ハマってることに気付きづらいんです。
そうしているうちにも、どんどん岸から遠ざかってるのが分かります。
友人はもう半べそパニックです。
『どーしよー!どーしよー!どーすればいい!?』
まぁ初心者なので仕方ないですが、パドリング力もありません。
ちなみに
無知+パドル力なし+パニック
これ、死ぬ方程式です(笑)
そのときの行動は、とにかく波が割れているところを目指して、横に漕ぐことですね。
初心者を私の前でパドリングさせ、横に漕ぎつつ岸の方へ、波の割れるポイントを目指します。
初心者を前にさせるのは、後ろからボードを手で押してサポートしてあげる為ですね。
こんな感じ?笑
そして無事に波の割れるポイントまでたどりつきました。
(他の方も初心者ではなかったようで、皆無事でした)
岸に帰ってから
『何で流されてるのに笑ってんの!?余裕だから!?』と半ギレ状態で聞かれました。
ですが、私がパニクった顔をしていたら、友人はどうしたでしょうか?
子供が怪我をしたときや、仕事で問題が発生したときなども同じですが
何かあった時に、上の人がうろたえてたら、不安を煽るだけです。
ますますパニックになるか、士気が著しく低下します。
そりゃーそんな時は、もちろん自分も焦ってますよ。
正直ガクブルのときもあります。
どどどどーしよー(((;・∀・)))みたいな?笑
しかしそんなときこそ、笑顔で一言。
『大丈夫だよ😊』と
声をかけてあげるように心掛けてます。
その一言が、皆の安心感に繋がり、パニック状態から冷静さを引き戻せるんです。
如何でしたでしょうか。
今回はサーフィン編の体験談でしたが、浮輪で流されたときなども同じですので、以下に気を付けて下さいね。
・ライフセイバーの人が居たら、自分で追いかけず、すぐにレスキューボードで助けに行ってもらいましょう。
・自分で行くしかない場合は、絶対に浮輪などの浮力のあるものに捕まって助けにいきましょう。
・自力で泳いでカレントに向かうのは絶対ダメ!自殺行為です!まずは海上保安庁『118』へ電話!
それでは、第一話を完結します。
最後まで閲覧頂きありがとうございました。
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大人から子供まで簡単に使える救命浮き袋です。
命はお金に換えられませんので、家族分の購入をオススメします。
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